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人間臭さは人間らしさの魅力


2年7番です。

後期中間発表『鼬』の本番まで、あと1ヶ月。役作り、稽古の日々を送っています。

昭和初期の福島が舞台で、今の日本ではなかなか見られない生命力溢れる濃密な人間関係が描かれています。

登場人物は、したたかで人間くさい人物ばかり。現代人の私には、これが自分と同じ日本人なのかと驚くほど、バイタリティに溢れています。

昭和一桁生まれの私の祖母によると、これが普通だったそうですが、そうなのかもしれません。

何でも便利になって、気薄な人間関係でも不自由なく生きられる現在。

この戯曲がほんの90年程前の日本の話であることに自分との繋がりを感じ、自信をつけられたような気がしています。

生きていくことが一番の目的だった『鼬』の登場人物たち。泥臭いその生命力を、自分の中から引っ張り出して体現したいと思います。

残り1ヶ月。
具体的に、役作りを続けていきます。

by joko_acting | 2020-10-25 12:44
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