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「イギリスでの200日の演劇研修を終えて」

「イギリス200日間研修レポート」
 
イギリスでの200日の演劇研修を終えて、先日帰国しました。
 
イギリスと日本の文化の違いを色々な点から発見することが出来、と同時に日本の文化というものを再認識することが出来ました!
 
演劇の歴史としては、イギリスはエリザベス朝演劇*から約460年、日本は築地小劇場*から約100年、この違いは明らかで、だからこそ日本の演劇人は未来に向けて演劇を繋げていく、広げていく必要があるのだと確信しました。(エリザベス朝演劇とは、1558年にエリザベス女王が在位してから1642年に清教徒革命によって劇場が閉鎖されるまでの期間に行われた演劇を示し、シェイクスピアはこの時代に活躍した作家のうちの一人である。築地小劇場は、1924年に土方与志や小山内薫らによって、欧米の戯曲を上演するための劇団が結成され、この上演のために建てられた日本で初めての専用劇場である。)
 
そんなことを気づかせてくれた環境についてここで少しだけ紹介したいと思います。
 
・私の研修先であるブリストルには、劇場博物館というものがあり、古くは13世紀からの演劇に関わる台本や小道具、衣装などが保管されています。
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これは、18世紀に「アントニーとクレオパトラ」が上演されたときに使用されたクレオパトラのマスク。
 
 
・イギリスの各都市では、作家や作曲家など、街に貢献した芸術家の生家や育った家が保存されていて博物館となっています。
 
ロンドンにはチャールズ・ディケンズが住んだ家があり、名作を書いた書斎、客間、寝室、子供部屋、台所、洗濯場、使用人の部屋など、当時の生活が想像できる造りになっています。 
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これは台所で、使用人が食事をするテーブルも置かれています。
 
 
・イギリスの最南端にミナックシアターという世界随一の劇場があります。約100年前に断崖絶壁に造られた劇場です。
 
これほど、自然が味方にも敵にもなる劇場はないでしょう。しかし、こんなに創造への意欲を掻き立てられる場所はないですね。
 
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・イギリスは至る所にアートが溢れています。夏には町の壁に絵を描くフェスティバルが開かれました。
 
これは人気のある劇場の壁です。誰だと思いますか?
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ちなみに、日本の文化もイギリス人にとっては興味深く、BBCでは週に一回日本の四季を取り上げる番組があったり、ブリストルの映画館では月に一回は邦画が上映されていました。主にアニメです。ジブリ人気は世界共通ですね。
 
日本食も人気で、日本名がついたレストランが数多く見られましたが、ほとんどが中国経営、味付けは不思議なものもありました。ラーメンに揚げ出し豆腐や焼いたキノコが乗っているのを想像してみてください…。
 
もし、知り合いのイギリス人が日本食の話をしていたら、正しい日本食を教えてあげてください。
 
これから、研修でインプットしてきたものを、どんどんアウトプットしていきたいと思っています!
 
 河田園子 
 

by joko_acting | 2017-10-30 16:44
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