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明かりの歴史

こんにちは。2年7番です。
新学期が始まりもうすぐ一週間。私は発声の取り戻しなどは上手くいってなかなか幸先よくスタートできました。この2学期の過ごし方が成長の要だと思って邁進します💪

さて、夏休みの終わり頃に一人でふらっと、池袋サンシャインシティ内にある古代オリエント博物館で開催されていた「魅惑のランプ展」に行ってきました。この特別展がとても興味深いものだったので皆さんにも紹介したいと思います。
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古代地中海からヨーロッパ、アジアまで古今東西の沢山のランプが見られます😆💕

見る前は「見るからに不思議な力が宿ってそうでワクワクするわ〜!」と魔法のランプを探しに行くノリだった私ですが、実際に見てみると…。
美術品としてももちろん見応えがあるのですが、当時の人々の暮らしぶりまで見えてくるようで、どのような工夫がなされて人々の生活が豊かになっていったのかという生活史的な観点で見ても面白かったです。

私が特に素敵だと思ったのは「死者を送ったランプ」。
古代シリア・パルミラの墓では、副葬品としてランプを死者の足元、頭のあたりに供えたそうです。そのため、「冥界への道を照らす」意味があったのではないかと言われています。神殿や劇場を持つ街並の周辺に築かれた墓から何百点ものランプが出土されていることから、当時多くの人が故人を想ってランプを手向けていたことが伺えます。

今の世の中には人工の明かりがどこにでもあって、私たちは明るさを手軽に手に入れられるようになりました。が、明かりがもたらしてくれている豊かさにちょっと目を向けてみようと思えるいい機会になったと思います。

この特別展は今日までなのですが、また何か面白いものがあればこのブログで紹介しますね!🙋

by joko_acting | 2017-09-11 08:34
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