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ロシアの演出家のお話

こんにちは。一年一番♂です。

先日、ロシア人で演出家でもあり役者でもあるセルゲイさんがワークショップを行ってくださいました。
今回エクササイズをすることはなかったのですが、沢山のお話をしてくださいました。

日本人の俳優が陥りやすい問題についてや、一体何故、一般的に演技力が高く有名な俳優の芝居には観客が詰めかけるのか、観客は有名俳優の演技の何を観るために劇場へ足を運ぶのか。

中でも私個人の印象に残った話があります。
それは舞台上で道具を使うときには「本物」揃えるということです。
ロシアの演劇学生が行ったトレーニングで面白い効果が得られたそうです。
町に出て、自分の興味を惹く面白い人を見つけてカメラを回してインタビューをして、稽古場に戻り、撮った映像をよく観察し、実際に着ていた衣装や小道具と同じ物を揃えて、インタビューをした場所にそっくりなセットを作り、実際の状況に近い状態で稽古をしたそうで、すると舞台上にあたかもその人物がいるような効果が生まれたそうです。

ここまで徹底的に状況を整えることで、他人の思考の仕方や癖、特徴を理解できるようになり、それが出来て初めて役になれる、本当の意味で他人なれるそうです。

お話を聞いて、どこまで些細な細かい点に拘り尽くせるのか、
その点を発見する研ぎ澄まされた感覚と、とことんやり抜く力強い意思こそが重要な鍵であり、人の心を動かす原動力になるのではないかと思いました。
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写真はセルゲイさんと通訳の方です。
by joko_acting | 2016-09-02 12:08
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