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にゃー猫 #4【2年2番♂】

どうも僕です。


高校時代に書いていた小説版「にゃー猫」


その内容、実は戦争モノでした。


のくせに、こんなふざけたタイトルだったのです。ナメてるとしか思えません。

しかも無断遅刻、無断欠席、無断早退の常習犯。この三拍子が揃ったグータラ引きこもりゲーマー高校生の分際で、戦争がテーマと来た。


なんと言いますか、戦争経験者の皆さんの靴の裏を舐めたいぐらいの気持ちです。


無論、当時の僕なりに真摯な姿勢で取り組んでいたことは確かです。


それに高校の、何の役にも立たない勉強をするのに比べたら、遥かに有意義な時間と脳みその使い方をしていた自負もあります。


高校で学んだ事と言ったら、嘘のつき方、物事に対する手の抜き方、人の冷たさ、やりたくない事のスルーの仕方、屁理屈のこね方……他にも色々あるけど、とりあえず、所謂勉強というものは一切やった記憶がない。バイトはめちゃくちゃやってたけど。


無駄だって分かりきってたからね。
「高卒」っていう肩書きの為に行ってた、その方が後の選択肢が拡がるからさ。


まぁとにかく、戦争モノでした。


今はもうデータを消去してしまったから読めないけど、残しておけば良かったなって思う。


背伸びもいいとこですよ。いやいや、空を飛ぼうとしていたかもしれない。
とにかく読めたもんじゃないと思います、自分と繋がってないから。作家も自分と繋がって作品を書かなければならない。絵空事を書いていては人を魅了することは出来ない。その点、役者も作家も音楽家も画家も芸術に携わる人間は皆同じ。


これに気づいたのは、戯曲版「にゃー猫」を書きはじめた初期の頃。

なかなか上手く展開を運べなくて自分自身にやきもきしていた時に、ふと思った。


俺は自分に無いものを出そうとしているんじゃないか。


とね。
前作「ルームナンバー107」の時は自分と繋がることが自然に出来ていた(裏を返せば何も考えてなかった)のに、クリアしなければならない条件が増え、さらに尾鰭を付けたがったが故にいつの間にか見失っていたんだ。
それって無理してるってことだなと思って、出来るだけ自分から離れないように注意しながら書いた。


でもこういうのはね、離れたがる力の方が往々にして強いんですよ。磁石のように反発する。それは作家としてのエゴでありプライドであり、自分の書いてるものに対する愛情の裏返しでもある。


その帳尻を合わせる為の葛藤がありすぎて、没になった戯曲「にゃー猫」は、もうひっちゃかめっちゃかでした。


多分、それを書きながら自分でも感じ取っていたんだと思う。

だから、不採用の予感が付きまとっていたんだろう。


でもそれを認めてしまったら期限までに最後まで書けないと感じたから、不採用が決まるまでは意地でもそんなの認めねぇぞって背を向けていた。


校長先生から電話が掛かってきて開口一番「あ、アレ使わないことになったから。」って言われる夢を見たりした。いや、本当に。


ぶっちゃけね、夏休み明けてから書き上げるまでの三ヶ月間は、去年の修了公演の稽古期間より断然しんどかった。


白髪が急増して結構凹んでます。22歳で白髪が急増ってどうよ。


すでに去年以上を経験しちゃったから、そういう意味じゃ、今年は比較的ラクに感じるかもしれないね。


まぁ、自分で書いたやつに出演するってのは、それはそれでかなり障害があるんですけどね。作家の自分と役者の自分じゃ人格そのものが全然違うんで、またそこで一悶着あるわけです。


しかし、それもまた、いとおかし。


作家の自分は全部をぶつけたから、役者の自分はそれを全部受け止める。


11月26日 【2年2番♂】
by joko_acting | 2010-11-27 00:10
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