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興奮冷めやらぬ【2年1番♂】

昨日、新宿の「青年劇場スタジオ結」で公演中の、ロシア・オムスク国立第五劇場の『33回の失神』を観てきた………


ロシアの偉大なる作家……A・チェーホフの短編作品『煙草の害について』『熊』『記念日』『結婚申し込み』この喜劇4作品を、チェーホフの善き友人でもある、モスクワ芸術座のメイエルホリドが再構成した台本である。


その内容たるや、筆舌し難いもので、凄い!としか言い様がない。


本当に生身の人間が舞台上にいて、本当にその場で起きているライブ感…すべてアドリブなんじゃないかと思うほどの、生々しさ……これこそ、新劇!


それぞれの、役者たちの人生と、物語の登場人物たちの人生が溶け合って、唯一無二のキャラクターが舞台上にいるのを、確実に観た。

新劇の役者として、目指すべき方向性がはっきりとみえた。

役者としての、身体の使い方、魅せるとはどういうことか?役者のために必要な身体能力……役者自身の能力が役をさらに活かす、と言う言い方が一番しっくりくる気がする……
美しかった……
穢れのない、純粋に仕事をこなす「プロ」の姿

もはや、言葉では語り尽くせません

あれこそ芝居

いまだに興奮冷めやらぬ


演劇人のみならず、すべての人におすすめしたい

観なきゃぜっっったいに損です!

23日までやってます!

今からでも遅くないかも知れません、観てください!


【11月21日2年1番♂】
by joko_acting | 2010-11-21 10:47
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