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レベル64【2年2番♂】

今日の昼休みは天気が良かったので、外で暖かい日の光を浴びながら昼食を取りました。

食べ終わって、友人とリラックスという名のだらけきった会話をしていた時。

現れました。

奴が。

あの人が。

初対面ですけど。

「兄ちゃん、煙草ぐんねぇがい!?」

声のした方を向くと、僕の顔の前、約10cmくらいに、お婆さんの顔がヌッと現れました。

近っ、と思い咄嗟に相手から距離を取る僕―意外と瞬発力は良いらしい―。

ぱっと見て、約1ヶ月は洗濯をしていないであろう、黄ばんだシャツ姿の老婆。

「あ、どうぞ」と僕が煙草を差し出して、ライターを持ってないようだったので、ホスト並の早さで火をつける―意外と瞬発力は良いらしい―。

悪いね、とお婆さんは煙草を吸い、僕の隣に当たり前のように座る。

「去年ねぇ~ごごで転んじまっで、膝の骨折っちまっだんだよぉ」と、マシンガントークを始めるお婆さん。

テンション高っ。
何を喋っているか、ほぼ聞き取れません。
多分酒焼けで喉が潰れてるんだと思います。


「んでよ、ババアがババアの足を踏んだから、ババアに言ってやったんだよ。
『ババア、あんたババアがババアだからってバカにしてるんだろ!』
ってね!」

「ハハハ、ソレワスゴイ!」と、僕はババアが誰でどっちなのかを理解出来ないまま、曖昧な話に曖昧な返事をし続けること約10分。

このままだと授業開始に間に合わなくなる、と思っていた時。
僕は聞き逃しませんでした。

人が、一つの話題を終えて快感に浸っている際に出す息を。


「あ、そろそろ行かないと」と、隙を狙って安い小芝居で友人とその場を離脱。

僕らの憩いの時間が…オジャンだ。


あれです。

相手役の呼吸を聞くのは大事だ、ということです。


役者やってなかったら、僕はあのまま変な世界へ行ってしまった気がする。

あ、桜が散り始めました。





4/9【2年2番♂】
by joko_acting | 2009-04-10 00:07 | 二年生
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